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79: おさかなくわえた名無しさん 2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:VP4MmlcL
つい最近のこと。駅のホームで電車を待っていた。 
程よく田舎なので、駅の大きさの割りに、今の時期は利用者が少ない。 
その日も、私以外には、部活帰りっぽい、日焼けした男子高校生のグループ10人くらいが隣の停止線に並んでるくらいで、人はまばらだった。 

うわ~、陽炎出てるよ、とか思ってたら、明らかに幼稚園児以下の小さな女の子が、一人で走ってくる。 
親が見当たらないのにビックリして、見渡してもやっぱり一人。 
やがて、女の子は、男子高生達に行く先を阻まれる形で立ち止まった。 

「ん?どうした?」 

一人がヤンキー座りになって女の子に尋ねると、次々に男子が座り出す。 
「お母さんは?一人?何歳?」 
「質問攻めにすんなよ落ち着け」 
「名前言える?何ちゃん?」 
名前、に反応して、女の子は「あーちゃん!」とお返事。 
「あーちゃんか~、いくつ?」 
この質問にも「あーちゃん!」とお返事。男子達顔を見合わせ、「うん、あーちゃんだよね」と、苦笑。 
「暑くない?平気?」 
「あ、俺ポカリある」 
「勝手に飲ませない方がいいだろ。アレルギーあるかもしれんし」 
「うちわで扇いでやろうか」 
「汗かいてるな。あー、でも綺麗なタオルねーわ」 
などと、日焼けした坊主頭の集団にもてなされるあーちゃん。 



82: おさかなくわえた名無しさん 2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:VP4MmlcL
程なくして、顔を真っ青にさせた、あーちゃんママ登場。 
(蛇足だけど、あーちゃん、あーちゃんじゃなかった。お母さんが叫んだ名前は、「みゆき」とか「あ」要素がなかった) 

二階に改札がある駅なんだけど、あーちゃん、目を離した隙に、エレベーターかエスカレーターかで、ホームに降りてきてしまったようだった。 
まさか一人で降りれるとは思わず、改札階で必死に探し回っていたそうだ。 
あーちゃんママ、男子高生達に泣きながらお礼を言って、また改札階に登っていった。(ベビーカー置いてきてしまったそうだ) 
その後は、「よく怪我しなかったな、泣かなかったな」と言いあった後は、何事もなかったように、男子達は談笑を再開した。 

書きながら気づいたけど、彼らは、線路を隠すように、Jの字になって座ってた。あーちゃんが線路に落ちないようにだったのかも。 
子供に関する悲しいニュースも多いし、頭ごなしに「最近の子は!」と言う人もいるけど、優しい子達も確かに存在するんだなぁとカキコ。 



86: おさかなくわえた名無しさん 2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:a4mkonR7
>>82 
スーッとはしないけどなごんだ 


引用元:http://5ch.net/