572: 名無しさん@おーぷん 17/01/06(金)07:58:02 ID:daM
一ヶ月ほど前の日曜こと。
彼女と買い物していたら、クラスの女子から
「クリスマスイブにクラスで集まろうかと思うんだけど、予定空いてる?」と連絡があったが、
即行で「先約があるので」と断った。
その先約が「クラスの子にケータイの番号知られてるんだー」と不満そうだったので、
ご機嫌をとろうと進路上にあったコージーコーナーに連れ込んだら、
電話よこした女子と他数名がイートインにいた。
ていうか、ここからクラス各位に連絡していたらしい。
「テイクアウトでいいっすか?」と切り出した俺の表情で全てを察したらしい彼女サマは
近年まれに見るイイ笑顔で「ここで」と即答。
女子たちから見える席でイィーヒッヒッヒと魔女みたいに笑いながら
「ほれあーん?うまいかー、んまいか~?」と女子たちに見せつけまくりながら
キャラメルチーズスフレを俺の口に押し込んでくれた。
実際のところ、クラスの男子には
俺には校外に彼女がいると知られていたのだが、
月曜に登校したら、他のクラスにまでそれが知れ渡っていた。
で、他のクラスで、まったく面識もなかったB子が
「そんな女とは別れさせるべし!」とバカ騒ぎしていた。
このB子、母子家庭だが金持ちだとかで一部の男子からはちやほやされていたらしいが、
俺とはまったく接点もない。
何でそんなことを言いだしたのか想像もつかず、
担任からも「何か恨まれるようなことしたのか?」と聞かれたが、全然心当たりもない。
重ねて「じゃあ好かれるようなことは?」と聞かれたので、
露骨に迷惑と顔に出したら「なさそうだなぁ」と苦笑された。
他校の生徒な彼女に直接の危害が及んだら、別の学校を巻き込む事態になりかねないので、
校内で揉め事を収めようと担任がB子に注意してくれて、
騒動は、表面上は沈静化した。
彼女と買い物していたら、クラスの女子から
「クリスマスイブにクラスで集まろうかと思うんだけど、予定空いてる?」と連絡があったが、
即行で「先約があるので」と断った。
その先約が「クラスの子にケータイの番号知られてるんだー」と不満そうだったので、
ご機嫌をとろうと進路上にあったコージーコーナーに連れ込んだら、
電話よこした女子と他数名がイートインにいた。
ていうか、ここからクラス各位に連絡していたらしい。
「テイクアウトでいいっすか?」と切り出した俺の表情で全てを察したらしい彼女サマは
近年まれに見るイイ笑顔で「ここで」と即答。
女子たちから見える席でイィーヒッヒッヒと魔女みたいに笑いながら
「ほれあーん?うまいかー、んまいか~?」と女子たちに見せつけまくりながら
キャラメルチーズスフレを俺の口に押し込んでくれた。
実際のところ、クラスの男子には
俺には校外に彼女がいると知られていたのだが、
月曜に登校したら、他のクラスにまでそれが知れ渡っていた。
で、他のクラスで、まったく面識もなかったB子が
「そんな女とは別れさせるべし!」とバカ騒ぎしていた。
このB子、母子家庭だが金持ちだとかで一部の男子からはちやほやされていたらしいが、
俺とはまったく接点もない。
何でそんなことを言いだしたのか想像もつかず、
担任からも「何か恨まれるようなことしたのか?」と聞かれたが、全然心当たりもない。
重ねて「じゃあ好かれるようなことは?」と聞かれたので、
露骨に迷惑と顔に出したら「なさそうだなぁ」と苦笑された。
他校の生徒な彼女に直接の危害が及んだら、別の学校を巻き込む事態になりかねないので、
校内で揉め事を収めようと担任がB子に注意してくれて、
騒動は、表面上は沈静化した。
573: 名無しさん@おーぷん 17/01/06(金)07:58:16 ID:daM
年が明けたら、担任から
「彼女には伝えてもいいが、親には黙って学校まで来い」と連絡があった。
念のため彼女にも伝えず登校すると、
担任に、校舎裏の運動部員用喫煙スペース(学校非公認)に連れこまれたが、
そこで待っていたのは校長に、B子の母という着物のオバサン。
「娘が失礼いたしました」と俺に頭を下げたB母は、事情を説明してくれた。
B家はちょっとした家元だそうで、B子には婚約者がいるのだが、
その婚約者は四十歳年上で、奥方を亡くしたB流の師範。
自分は四十も年上の相手と結婚するのに、自由に恋愛している俺が気に障って
あんな騒ぎを起こしたらしい。
沈静化してから騒動を聞いて、B流を継ぐ自覚が欠けていると呆れたB母は、
B子に学校をやめさせ、さっさと入籍させることにしたが、
(高2なので女子なら結婚のできる年齢)
俺にはひと言お詫びしておきたいと、校長に無理を言って席を設けてもらったとのこと。
「まあ、彼女に実害はなかったし、俺には関係もない話ですから」と応じると、
彼女が魔女なら、魔王そのものの風格でニヤリと笑い
「長生きできそうですね」と怖いことを言った。
B子からの詫び状も渡されたが「読んだら燃やしてください」とのことだったので、
内容は記憶にないがその場で読んで、
B子の通知表とか身体検査記録とかB子のクラスの出席簿とかが燃やされている焚き火に
B母の見ている前で放り込んだ。
消し炭になったのを見届けたB母が「二度とお会いすることもないでしょうが」と一礼して去り、
見えなくなってから、校長から真顔で「忘れなさい」と言われた。
家元ってのも大変なんだな、と思いました。
引用元:https://www.2ch.sc/
「彼女には伝えてもいいが、親には黙って学校まで来い」と連絡があった。
念のため彼女にも伝えず登校すると、
担任に、校舎裏の運動部員用喫煙スペース(学校非公認)に連れこまれたが、
そこで待っていたのは校長に、B子の母という着物のオバサン。
「娘が失礼いたしました」と俺に頭を下げたB母は、事情を説明してくれた。
B家はちょっとした家元だそうで、B子には婚約者がいるのだが、
その婚約者は四十歳年上で、奥方を亡くしたB流の師範。
自分は四十も年上の相手と結婚するのに、自由に恋愛している俺が気に障って
あんな騒ぎを起こしたらしい。
沈静化してから騒動を聞いて、B流を継ぐ自覚が欠けていると呆れたB母は、
B子に学校をやめさせ、さっさと入籍させることにしたが、
(高2なので女子なら結婚のできる年齢)
俺にはひと言お詫びしておきたいと、校長に無理を言って席を設けてもらったとのこと。
「まあ、彼女に実害はなかったし、俺には関係もない話ですから」と応じると、
彼女が魔女なら、魔王そのものの風格でニヤリと笑い
「長生きできそうですね」と怖いことを言った。
B子からの詫び状も渡されたが「読んだら燃やしてください」とのことだったので、
内容は記憶にないがその場で読んで、
B子の通知表とか身体検査記録とかB子のクラスの出席簿とかが燃やされている焚き火に
B母の見ている前で放り込んだ。
消し炭になったのを見届けたB母が「二度とお会いすることもないでしょうが」と一礼して去り、
見えなくなってから、校長から真顔で「忘れなさい」と言われた。
家元ってのも大変なんだな、と思いました。
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